goodbye#2

ベスト・オブ・メリー・ホプキン(紙ジャケット仕様)

ベスト・オブ・メリー・ホプキン(紙ジャケット仕様)

141■Goodbye / Mary Hopkin
メリー・ホプキンというと、Appleレーベル、そしてポール・マッカートニーの影が必要以上にちらつき、僕としては諸手をあげて好き、とは言えない部分があります。#1となった68年のデビュー・シングル"Those Were The Days"は、哀愁帯びたメロディーが日本でも大いに受けました。どことなくジプシーっぽい印象があるのは、作者のジーン・ラスキンが東欧の民謡を元に書いたせいもあるかもしれません。独仏伊西ヘブライ語ヴァージョンがあるといいます。

それに続くのが69年のこのシングル"Goodbye"で#2(UK)まで上がっています。ポール・マッカートニーが書いたポップなナンバーです。シングルとアルバムを分けて考えていたので、同じ頃出たファースト「Post Card」には未収録でしたが、72年に出たベスト盤に収録されています。


その後ホプキンは、英フォークよりの音に転向し71年にセカンド「Earth Song」では、ギャラガー&ライル、キャット・スティーヴンス、ラルフ・マクテルらのナンバーをカヴァー。すでに商業的な成功からは遠ざかっていましたが、夫となるトニー・ヴィスコンティのプロデュースで、地味ながら素晴らしい出来です。とりわけ"Water ,Papaer And Cray"の静かな美しさが印象に残ります。
Earth Song Ocean Song

Earth Song Ocean Song