life#2

Stage

Stage

192■Speed Of Life / David Bowie
デイヴィッド・ボウイというと何気に苦手なんですが、78年に出た2枚組のライヴ「Stage」は、当時よくラジオでかかってた気がします。いわゆるグラム・ロック期からファンキー路線を経てヨーロッパ退廃路線につながる時期の集大成ともいえるライヴ盤です。ちょうど同じ頃来日公演があって、その模様をNHKが「ヤング・ミュージック・ショー」でOAしたりとなじみが深いです。それでもCD化が遅れていたり、出てもCCCDだったり、実際の曲順とかなり変えられていたり(現在は当時の曲順に合わせたものがリマスター盤で出ています。
さて「Low」('77)*1のオープニング曲で、NHKBS2の映画番組のテーマになっていたこともある、"Speed Of Life"は、「Stage」ではテンポを速め躍動感あふれるインストに仕上げられています。バンドは黒人リズム・セクションのジョージ・マレイ(b)、デニス・デイヴィス(ds)、カーロス・アロマー(g)、当時ザッパのバンドにいたエイドリアン・ブリュー(g〜後にクリムゾン)、ホークウィンドのサイモン・ハウス(vn)、ユートピアのロジャー・パウエル(syn)、元ファンブルのシーン・メイズ(kb)という最強のラインナップ。

*1:ちなみにニック・ロウ(Lowe)がこれに引っ掛けて「BOWI」(どちらも"E"を取ってある)というEPを出した話は好きです