make#3

Best Years of Our Lives

Best Years of Our Lives

■Make Me Smile / Steve Harley & Cockney Rebel
グラム・ロック新世代として評価されているスティーヴ・ハリー率いるコックニー・レベルですが、CD化されるのは第1期のおどろおどろしいやつばかりで、英国ポップのねじれたヤツ的な評価をしてる僕としては、大方の見方とは少し違う気もします。抜群のポップセンスを持ちながら奇抜なメイクで、動く姿やライヴ・フォトを見ると思わず引いてしまうという連中が、ことグラム関係には多かったです(その最右翼はロイ・ウッドとウィザードです)。
全英#1となった、この"Make Me Smile"は乾いた感じのポップで、初期のおどろおどろしい感じはありません。元ファミリーで後にロッド・スチュワート・バンドのジム・クリーガン(g)、アル・スチュワートの傑作「Year Of The Cat」に参加するリズム隊のジョージ・フォード(b〜元メディシン・ヘッド)とスチュアート・エリオット(ds)、後に10CCのダンカン・マッケイ(kb)にハーリーを加えた第2期のラインナップ。シングルは75年リリースだが、アルバムとしては「Best Years Of Our Lives」('76)に収録。スージー・クアトロのカヴァーもあります。