きよさんのヒックスヴィルセレクト

マイレージ

マイレージ

 1 BUTTERFLY / ROTTEN HATS (『ROTTEN HATS』より)

 2 LIMBO / ROTTEN HATS (『SUNSHINE』より)

 3 (COULD IT BE) FOREVER / ROTTEN HATS (『SUNSHINE』より)

 4 灰色の日々 / HICKSVILLE (『RIDER』より)

 5 あたしのスウィート・ベイビー / HICKSVILLE (『TODAY』より)

 6 夜間飛行 / HICKSVILLE (『TODAY』より)

 7 バイバイ・ブルース / HICKSVILLE (『TODAY』より)

 8 空色模様 / HICKSVILLE (『SUNSET BLVD.』より)

 9 こんな晴れた日には / HICKSVILLE (『SUNSET BLVD.』より)

 10 恋する青春 / HICKSVILLE (『SUNSET BLVD.』より)

 11 雲のように / HICKSVILLE (「恋する青春」カップリング)

 12 孤独な心臓 / HICKSVILLE (『MILEAGE』より)

ヒックスヴィルは今年で結成15年となるヴェテランですが、その間に出したCDはインディー時代の物をいれても4枚。ここ10年は新作を出していないという悠々自適ぶりです。ワウワウ・ヒッピーズの3人(高桑圭(b)、白根賢一(ds)、小暮晋也(g))、ガール・グループ、ペイズリー・ブルーの真城めぐみ(vo)、ハワイズの中森泰弘(g)と5/6がネオGS出身だったロッテン・ハッツ(事実上のリーダーは片寄明人(g,vo)だったようですが)が母体でした。ロバート・ワイアットのアルバムタイトルからつけたバンド名、さらに前述のネオGS*1という情報とは裏腹に、アメリカ寄りのアコースティックな、清々しい音が90's初めには妙に違和感ありました。結局2枚残してロッテン・ハッツは、片寄、高桑、白根組がグレート3、残りの3人がヒックスヴィルとなり解散しています。
ヒックスヴィルはバンド名がダン・ヒックスの曲名から取られた事で、明快なアメリカ音楽志向が当初はあり、インディーから出たCDではママ・キャスのナンバーやグレイトフル・デッドやバーズがあってたブルーズを取り上げていました。この頃のステージを僕は学園祭でよく見てましたが、ホフ・ディランやサニー・デイ・サービスとパッケージで廻る事が多かったように記憶しています(今では考えられない豪華な組み合わせですが)。
メジャーデビューとなった96年以後はゆっくりとですがCDをリリース。その後裏方としての仕事が増えた事もあって、新作はずっとお預けです。
きよさんのセレクトは真城ナンバーをロッテン・ハッツ時代から追っていますが、メジャー後の作品は打ち込みのリズム、dsの音が妙になじまなくて、ちょっと違うなあ…と感じてた事を思い出します。
それでも5,7は大好きですが…
ボーナス・ディスクはその裏方仕事がたっぷりフィーチャーされてて、そちらはまた後ほど…
きよさんの解説はここ

*1:この場合のGSとはグループ・サウンズだけでなくガレージ・サウンドも指し、要は60'sの音楽をマニアックに追求したバンドが一時的に三多摩地方を中心に盛り上がったムーヴメント。現在も活動続けるのはコレクターズのみ