walking#2

Love Hunter

Love Hunter

■Walking In The Shadow Of The Blues / Whitesnake
79年にリリースされたホワイトスネイクのセカンド。今から思えばこの頃のライヴを見たかったなあ。リアルタイムではちらほら聞いてたけど、パープルに比べると、さらに分かりやすくポップになっていて、ちょっとなんか違うんじゃ…と思ってたのも事実。前作「Trouble」がホワイトスネイクのデビュー作で、カヴァーデイル、ムーディー、マースデン、マレイにストリートウォーカーズのデイヴ・ドウル(ds)とスナフーのピート・ソリー(kb)を加えた6人組だった。ソリーに代わってジョン・ロードが参加して、いよいよパープルの影を追う様な編成(それは次の日本のみのライヴ盤でイアン・ペイスが参加して、はっきりする)になってゆくけど、80'sに入ってNWOHMのブームがあって、ハードロックが商売になると踏んだのか、バンドの音も初期の泥くさい、ブルージーでファンキーなロックンロールから、もっとキャッチーなリフをもったものに変化。象徴的なのは2枚目のライヴ盤で、観客の盛り上がりとは裏腹にあっという間に終わってしまう短さ(編集されているのか)は何なんだ…
さてこの「Love Hunter」はジャケットのひどさでも有名だけど、女性蔑視の歌詞と悪評を立てられたカヴァーデイル側が更に悪のりしたというのが真相の様。パープル的な"Medicine Man"、"Mean Old Business"は悪夢のようなナンバーだが、タイトル曲の"Love Hunter"とこの"Walking In The Shadow Of The Blues"は本当に素晴らしい。