heart#3

Legend

Legend

■Heart Of The Night / Poco
長いキャリアを誇るポコが最大のヒットを飛ばしたのが、功労者の一人だったティモシー・シュミットがイーグルスに参加の為バンドを抜けた後だったのが、何とも皮肉です。ABC(リリース後間もなくMCAに吸収されました)から出た「Legend」は78年のリリースで、ラスティ・ヤング(steel,g,vo)、ポール・コットン(g,vo)に英国人のリズム・セクション、チャーリー・ハリソン(b)*1とスティーヴ・チャップマン(ds)〜この二人はコースト・ロード・ドライヴというイギリスのアメリカっぽいバンドに参加していました〜を加えた新しいラインナップで、今までないポップなメロディーが当たり、"Crazy Love"そしてこの"Heart Of The Night"のヒットを飛ばしました。力強いロックンロールというのは、ファブ4時代にも感じられましたが、それをより強調させた音づくりに魔法が生まれました。ただし同趣向の次の「Under The Gun」では魔法は生まれませんでしたが。

saxはアル・スチュワートの"Year Of The Cat"で印象的なソロを吹いて注目されたフィル・ケンジーで、彼はロッド・スチュワートのバンドに参加しています。

*1:元ジューダス・ジャンプ