mountain#3

10011■Rocky Mountain Way / Joe Walsh

You Can't Argue With A Sick Mind

You Can't Argue With A Sick Mind

ジョー・ウォルシュのセカンド「The Smoker You Drink,The Player You Get」('73)からシングルカットされ#23まであがったヒット曲。ブルーズをベースにしたミディアム・テンポのハードロックで、途中のトーク・ボックスを使ったプレイもあって現在もステージの重要なレパートリーとなっています。当時レコードはソロ名義でしたが、ジョー・ヴァイターリ(ds,kb,fl)、ロッキー・グレイス(org,vo)、ケニー・パサレリ(b)、トム・スティーヴンソン(p)によるバーンストーム名義でライヴを行っていました。

73年のMidnight Specialでの動画はkb2台時期の珍しい映像です。gはウォルシュ1本で、pianoがコロコロと廻るヴァージョンです。
76年の「You Can't Argue With A Sick Mind」は通称ミラーボールで通じる70's米ロックの代表ライヴ盤ですが、実はDKRCというTV番組の公開ライヴで、ドン・フェルダー(g)、ウィリー・ウィークス(b)、アンディー・ニューマーク(ds)、ディヴィッド・メイスン(kb)、ジェイ・ファーガスン(kb)、ヴァイターリというオールスター・バンドによる編成です。2本目のgがある事で、ソロとコードを別の人が弾け広がりが出てきました。このヴァージョンをそれこそ浴びるくらい聞くとg1本のヴァージョンではどうも味気ないのです。

イーグルスに参加後、gが二人になった分、この曲ではスライドとトーク・ボックスに専念できるのですが、先のライヴ・ヴァージョン程のグルーヴは感じられません。というか重いドン・ヘンリーのdsとタイトでしなやかなニューマークのdsの違いもありますが…