away#2

恐るべき静寂(紙ジャケット仕様)

恐るべき静寂(紙ジャケット仕様)

■Going Away / Tai Phong
高校時代のクラスメイト奥D君は親類にレコード屋がいた事もあってかやたら枚数を持ってました。それもマイナーどころを。プログレ好きだった当時彼から譲り受けたのがタイ・フォンという仏プログレ・バンドの日本盤LP。どうして日本のワーナーがこういうものを出したのかはよく分かりませんが、仏系ヴェトナム人兄弟を含む4人組で、悲しき事にアジア系のルックスとネーミング(メンバーがカイとカーンだもの)、更にジャパネスクな甲冑のイラストという事で中世ヨーロッパ路線を夢見た愚かなプログレ少年のお眼鏡にはかないませんでした。そrでもトップに入った"Going Away"の「すごさ」にはびっくり。やたら転調し、テンポが早く、コーラスとユニゾンで決める部分がやはり様式美ですね。プログレというよりはメロディアス系のハード・ロックに近いものがあります。事実僕が一番惹かれたのは、中盤以降のスローなgソロでした。感じとしてはイエスのクローンのようなドゥルイドに近いかな("Theme"と言う泣きの名曲がありました)
75年のデビュー作「Tai Phong」(Warner Bros)の当時の邦題は「恐るべき静寂」でした。セカンドも日本盤は出てました。

なんとドゥルイドの"Theme"もあったので、キョーミある方はどうぞ。