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History of the Dave Clark Five

History of the Dave Clark Five

Over And Over / Dave Clark Five
オリジナル・アルバムの系統立てたCD化がなされぬままリーダーのデイヴ・クラークは亡くなってしまいましたが、デイヴ・クラーク・ファイヴは60'sのブリティッシュ・ビート・バンドでも特異的な位置にありました。マイク・スミス(vo)のシャウト、デニー・ペイトン(sax)の強烈なブロウ、クラーク(ds)のたたみかけるリズムと、このグループのスタイルは「バンド・サウンド」ではなく、ビートルズ以前の「ロックンロール・サウンド」なのです。ですので60's後半の、サイケデリックな時代には当然対応できず失速してしまうので、ピークとなるのは64〜66年あたりです。
日本では"Because"('64)ばかりクローズアップされますが、65年頃より活動の場をアメリカに移し始め、主演映画「5人の週末」のテーマ曲"Catch Us If You Can"('65#4)そして初の全米#1となった"Over And Over"でピークを迎えます。