これがホリーズ・サウンド(邦題)

■For Certain Because:The Hollies

フォー・サートゥン・ビコーズ・プラス(紙ジャケット仕様)

フォー・サートゥン・ビコーズ・プラス(紙ジャケット仕様)

ホリーズの音楽に親しんでいるけど、やはりシングル中心。だいぶ前に「At The Abbey Road」のシリーズが2枚出たけど
At Abbey Road

At Abbey Road

それ以前には米Epic編集のアンソロジーでずいぶん楽しませてもらった覚えです。
Anthology

Anthology

マンチェスター出身のホリーズはアラン・クラーク、トニー・ヒックス(g)、グラハム・ナッシュ(g)のスリーパートから成るハーモニーが魅力のギター・バンドで、ボビー・エリオット(ds)、エリック・ヘイドック(b)の5人による"Searchin'"('63)が最初のヒットと言われています。ヘイドックに代わりバーニー・カルヴァート(b,p)が加わった5枚目が「For Certain Because」('66)でParlophoneからリリース。なぜ急にオリジナルアイテム(BGOからの再発です、もちろん)を買ったかと言うと"Tell Me To My Face"が入っていたからです。ダン・フォーゲルバーグがfl奏者のティム・ワイズバーグと共作した「Twin Sons Of Different Mothers」('78)は、早すぎたAOR〜ソフト・フュージョンの傑作ですが、ここでこの曲がカヴァーされてて昔からおなじみのナンバーでした。当時はてっきりシングル曲かと思ってたのですが、実は地味なLP曲だったのです。12弦gが印象的で哀愁のメロディー曲でもあります。ここからのシングルはbanjoが軽快な"Stop Stop Stop"で英#2まで上がっています。それにしても乾いたハーモニーが心地いい。"Peculiar Situation"、"Pay You Back With Interest"、"Clown"と名曲が続きます。初期にはクラーク=ヒックス=ナッシュの共作曲は長すぎるという理由で(^^;;、L.Lansfordというペンネームでクレジットされていましたが、ここでは連名になっています。