高い空の街

優しい繋がり

優しい繋がり

■優しい繋がり:ジ・エンド・オブ・ザ・ワールド
ピチカート・ファイヴの初期のメンバーだった鴨宮諒は、ソフロ(もちろん当時そんな言葉はなかった)路線の「Couples」リリース後、佐々木麻美子(vo)と共に脱退しています。その後梶原もと子とのアコースティック・テクノ風デュオ、Manna(マンナ)を結成。2枚のCDを出しています。92年頃でしょうか渋谷のクアトロでライヴを見ていますが、覚えてません(^^; マンナはその後鴨宮のソロプロジェクトとなり、消滅。95年に再び男女デュオ、ジ・エンド・オブ・ザ・ワールドを結成。voはYoko(現在はRain Bookというデュオで活動する山本容子)という人。フレンチとかテクノ風味は消え、打ち込みですがアコースティックなムード。実に久しぶりに95年アルファから出た「優しい繋がり」を聞いています。7曲入りのミニアルバムで、涼しい声というのか、クールな感じがとても素敵
です。パール兄弟窪田晴男(g)、チャールズ清水(kb)、渡辺等(b)らが参加しています。東京とNY録音。ベストトラックは"高い空の街"ですね。「Couples」の"七時のニュース"をカヴァーしています。初期の大貫妙子に通じる部分もあります(エキゾティックな和テイストとか)。
セレクト仲間のcytronさんのPizzicato Fileという詳細なサイトでもこのデュオが紹介されています。
http://pizzicato-file.cocolog-nifty.com/blog/works_1/index.html
結局1枚出しただけでこのデュオも自然消滅。鴨宮はその後TVドラマの音楽の仕事で知られるようになります('CXの「ナースのお仕事」シリーズ)。