最初はベスト・オブでした

Best of King Biscuit Live 1

Best of King Biscuit Live 1

■The Best Of King Biscuit Live Vol.1:VA
「キング・ビスケット・フラワー・アワー(KBFH)」とは73年から25年間日曜の夜にアメリカでOAされたラジオ番組で、主にロック・アーティストの未発表ライヴを1セット放送する魅力的なプログラムでした。そのいくつかはNHK-FMが買い取って日本でもOAされたり、ブート化されたりしたものですが、90'sに入ってKBFHというレーベルを立ち上げ、アーティスト公認のもとで優れたライヴCDをリリースしています。それに先駆けた91年Sandstoneというレーベルから、ベストオブ〜という形式でオムニバスが4種リリースされています。この第1集は、ロッド・スチュワート('74)、フォガット('76)、ハンブル・パイ('73)、ジェスロ・タル('87)、ジョー・ウォルシュ('73)、BTO('74)、レーナード・スキナード('75)というラインナップ。まるでかつてのFENの深夜番組「After Midnight」的なセレクトです。長尺のナンバーが多いですが、フォガットの"Slowride"やBTOの"Take Care Of Business"、ウォルシュの"Rocky Mountain Way"ですらあまり気になりません。パイの12分はさすがに長く感じますが。