新しき人生

New Life

New Life

■A New Life:Marshall Tucker Band
今や南部の保守的な白人というイメージがどうしても付きまとうマーシャル・タッカー・バンドですが、「A New Life」は74年にCapricornから出たセカンドLPです。初めて聞いたのはビクターではなくワーナー・パイオニアから出てた日本盤LPで、どこかのバナナで購入した覚え。ブルージーなオールマンズやハードロックなレーナードとは一味違ったサザンロック・バンドで、ブルーズよりもカントリーやジャズからの影響が濃いのは、ジェリー・ユーバンクス(sax,fl)というメンバーがいる事からもわかります。バンドはダグ・グレイ(vo)、トイ・コールドウェル(steel,g,vo)、トミー・コールドウェル(b)、ポール・リドル(ds)、ジョージ・マックコークル(banjo,g)にユーバンクスの6人編成。ジャケットのイラストさながら雄大なタイトル曲は歌い上げるグレイとユーバンクスのflが印象的。チャーリー・ダニエルズのfdlが入った"Blue Ridge Mountain Boy"は好みではありませんが、ハワイアンみたいなsteelをバックに"Need Your Love So Bad"みたいなブルーズとなる"Too Stubborn"、痛快な"24 Hours At A Time"がいいです。急に聞きたくなって思わず買い直してしまった1枚。彼らのレーベルShout Factryからのリマスター。DK-31519-US。