ポット・ラック & スペア・チェンジ(紙ジャケット仕様)

ポット・ラック & スペア・チェンジ(紙ジャケット仕様)

■Pot Luck:Spooner Oldham
スプーナー・オールダムというとダン・ペンとの共作になる"Dark End Of The Street"が有名な白人sswですが、メンフィスはアメリカン・サウンド・スタジオのkb奏者として、ソウルマナーに造詣が深い白人ミュージシャンとして知られています。90'sにはダン・ペンと共にツアーし、日本にやってきた事もありましたが、自身のソロとしてはFamily Productionから72年に出た「Pot Luck」というのがスワンプ・ロックのレアな名盤として名前のみ知られていました。これを韓国のBeatball傘下のBig Pinkレーベルがセカンド「Spare Change」('82)と2in1の形でCD化したものが本作。リチャード・ベネット(g)、デニス・セント・ジョン(ds)、エモーリー・ゴーディー・Jr(b)にオールダム(kb)というラインナップで、はっきり言って地味です。同じ傾向の南部の白人カントリー〜ゴスペル的なニュアンスのBJ・トーマスやマーク・ジェイムズあたりに比べても派手な感じはありません。