#24-8〜わださん篇

シュールリアリスティック・ピロー

シュールリアリスティック・ピロー

色々な音楽がありますがやっぱり僕は70'sの英米の白人ロックが一番好きです。だから今回初参加のわださんのセレクトにはほっとできるのです。全く忘れてましたが(1)のケヴィン・エアーズの"Joy Of A Toy"もインストでしたね。あと今回気がついたのですがムーンライダースの"トンピクレンッ子"ってこの曲に似てます。(2)はザッパで、相変わらず未聴の大物として残っております。これは「Hot Rats」から。(3)は忘れてしまった曲ですが聞けばすぐトッド・ラングレンとわかりますね。そして(4)は候補に挙がってました、JAというよりはヨーマ・コウコネンのアコギの弾き語り。夕闇せまる一室のドアの隙間から入る明りにも似たイメージ。夕暮れに聞きたいセレクトにはぜひ入れたいです。スラップ・ハッピーの(5)も相当久しぶりに効きます。先のエアーズとかスラップ・ハッピーなんかは、僕が洋楽を本当に熱心に聴き始めた80'sには見事に入手困難だったわけで、いろいろイメージを膨らませてました。ニック・ドレイクにも似た世界。(6)はビートルズであのメロトロンがいい感じです。まさかセレクトでフランプトンが聴けるとは。それだけで感激です。(7)は、恋人ペニーの捧げた小品です。サークルの(8)はポルノ映画のサントラでしたっけ?聴くのは初めてですが、ソフロ・ファンの間では有名な1曲ですねえ。(9)はジェネシスだったのですね。これも気づきませんでした。ハットフィールズに関しては僕は圧倒的にファースト派なのですが(10)はセカンドから。プログレとファンクって相反するテーマですが、意外とこの曲はファンクの影がちらつきます。(11)は、シャドウズのサポートだったアラン・ホークショーのモホークスから。匿名的なライブラリー・ミュージックで、昔はイージー・リスニングとして顧みられることのなかったものですが、近年再評価されてます。洗練された感じが心地いい。ラストはスティーヴィー・ワンダーの「人生の鍵」から。ゆるいハーモニカがこれまた気持ちいいです。
どの曲もいいですが、やはり(8)(11)が初聞きで◎。