#4これをジャニスで借りた帰りにボンディでカレーを食べた

Ultimate Byrds

Ultimate Byrds

The Byrds
ビーチボーイズが終わると第2章がバーズです(フォークロックの幕開け)。6枚セレクトされていて、1st、5D、名うて、Rodeo、Untitled、Asylum盤 です。82年の時点ではまあ順当なセレクトですね。バーズはもともとビートルズに強く影響されたビートバンドから始まって、デビューLPでフォーク・ロック、「5D」ではインド的なラーガ・ロック、「Notrious Byrd Bros(名うてのバード兄弟、とは名邦題です)」では電子音を交えたスペース・ロック、「Rodeo」以降ではカントリー・ロックとスタイル変えてきたバンドです(レコード会社がでっちあげたものもありますが)けど、乱暴に言えばフォークロック期、カントリー・ロック期に分けられます。今の気分で6枚(バーズのオリジナルアルバムは、解散後出たライヴも入れて14枚と考えます)と、1stの「Mr.Tambourine Man」、「Younger Tahn Yesterday」、「Notorious Byrd Bros」、「Ballad Of Easy Rider」、「(untitled)」、「Father Along」になります。というか手っ取り早く最初に出たボックスを聞きますね。
というわけで90年に出たバーズの最初のボックス。それまで安易な箱ものはあったけど、マニアックな視点でこれほど充実した物はなかった覚えです。最初はお茶の水にあったジャニスで借りて(その日は雨でその足で神保町のボンディでカレーを食べた記憶)、それからどこかのレコファンで中古を買った覚え。「Rodeo」のナンバーで元々グラム・パーソンズのvoが、ロジャー・マグインに差し替えられていたものを当初の形に戻したり、シングルのみのリリースであまり顧みられてなかったいくつかの曲が収録されてたりと充実です。