#20他のシスコ勢2〜チャップリンの息子たち

■Loosen Up Naturally:The Sons Of Chaplin

Loosen Up Naturally

Loosen Up Naturally

サンズ・オブ・チャップリンもまたスティーヴ・ミラー同様Capitolが契約したシスコのバンドです。このバンドの特徴はホーンセクションをフィーチャーしたR&Bスタイルな事でしょう。メンバーは、ビル・チャプリン(vo,org)、テリー・ハガーティ(g)、アル・ストロング(b)、ジム・マイヤーズ(ds)、ティム・ケイン(sax)、ジェフ・パーマー(vb,sax)の6人。Capitol以前のVerve時代に残したシングル"Sing Me A Rainbow"('66)はフラワーなポップスでしたが、2枚組「Loosen Up Naturally」('69)でCapitolからデビューする頃には、ずいぶんサウンドが変わったようです。
そのデビュー作から"1982-A"がシングルカットされますが、転調を繰り返すジャジーなムードのナンバーでなかなかクールでかっこいい。


70年のセカンドでバンド名をサンズと変えますが、その後また戻しています。この辺のアルバムはFlashでよく見かけてましたが実際手にとってレジに持ってゆく事は一度もなかったなあ。
71年にバンドは一度解散。72年には再結成してCBS、Ariolaからアルバムを出しています。その後チャップリンはソロになり、Epic、ElektraからLPをリリースする一方AOR時代のシカゴに参加、重要メンバーとして、曲作りに加わっています。