come#2

熱風(紙ジャケット仕様)

熱風(紙ジャケット仕様)

■Come And Go Blues / The Allman Brothers Band
「熱風」という邦題のこのライヴは、デュアン・オールマン死後のディッキー・ベッツとグレッグ・オールマンを中心としたラインナップの時期の物。リリースは76年ですが、この時点でバンドは解散していて、そのきっかけとなったのはグレッグと他のメンバーの不和だったので、解散の区切りをつける1枚と言うイメージです(というかデュアンがいないのでまともな評価はされてませんでした)。すでにチャック・リーヴェルのシー・レヴェル、ディッキー・ベッツのグレート・サザーン、グレッグのソロと三者三様のソロ活動が始まっていましたので余計に。
さて72〜75年のライヴアンソロジーというでも言うべき内容なので、あまり統一感はありません。「Brothers And Sisters」に入っていた"Come And Go Blues"は、グレッグが77年のソロ「Plyin' Up The Storm」でもリメイクするものですが、ここでは73年の有名なワトキンズ・グレンでのライヴ音源です。やや覇気に欠けるという事で僕が思い出すのはスティヴン・スティルスのAtlanticに残したライヴ盤だったりします。

これは再結成後のライヴ(85年)