road#2

National Health-remast

National Health-remast

■Tenemos Roads / National Health
75年に解散したハットフィールド&ザ・ノースのデイヴ・スチュワート(kb)、フィル・ミラー(g)、アマンダ・パーソンズ(vo)がギルガメッシュのアラン・ガウエン(kb)、フィル・リー(g)、エッグのモント・キャンベル(b)と結成したのがナショナル・ヘルスで、当初はレギュラーdsがおらず、クリス・カトラー(ヘンリー・カウ)やビル・ブラフォードがゲストで叩いたりしていました。78年になってAffinityからリリースされたデビュー作は、77年初頭の録音でなかなかレーベルが決まらずリリースできなかったという経緯があります。ここではスチュワート、ガウエン、ミラー、パーソンズにピップ・パイル(ds)、ニール・マレイ(b)という布陣。リリース時にはガウエンとマレイが辞めておりバンドは苦難の道を歩む(折からのパンク〜ニュー・ウェイヴのブームでプレスは冷淡でした)事になります。
さてその1曲目になるのが14分にわたる大作で、バンドの代表曲です。スチュワートの弾くorganとガウエンの弾くel-pの対比が素晴らしいナンバーです。可憐なアマンダのvoもいいです。ハットフィールズよりもジャズっぽいという評価が一般的ですけど、この曲に限ってはポップでメロディアスです。
前述のようにリリース時には二人辞め、満足にライヴが出来ない状態でしたが、ヘンリー・カウのジョン・グリーヴス(b)を加え、ミラー、スチュワート、パイルの4人でセカンド「Of Queuse And Cures」をCharlyからリリースしています。こちらは更にジャズっぽい。