really#2

Right Place

Right Place

■Really Wanna Know You / Gary Wright
シンセ・ポップなんて言葉があるのかどうか知りませんが、テクノ以降のアーティストはエレ(クトロニック)・ポップと言われるものですね。逆にテクノ以前から活動していた人は、エレ・ポップ風にはなかなかならないものです。うまく言えませんが、ゲイリー・ライトの場合まさしくこっちで、gの代わりのsynを代用した感じで、オーソドックスなロックに聞こえます。
スプーキー・トゥースではorganを弾きながら歌ってたライトですが、ソロでもA&M時代ではここまでsyn寄りではなく、やはり77年の「Dream Weaver」以降でしょう。今となっては近未来的にも何とも思いませんが、この当時はまだsynの音色に未来を夢想していた事もありますね。
81年の「Right Place」(Warner Bros)から久々のヒットとなった"Really Wanna Know You"は、メロディアスでポップでこの人のいい部分が全部出ています。正直「Dream Weaver」以降は大半の曲がsynの音色を聞かせるためだけの様に今となっては思えるので貴重です。