tomorrow#2

ライヴ+ボーナスCD(紙ジャケット仕様)

ライヴ+ボーナスCD(紙ジャケット仕様)

■TNK(Tomorrow Never Knows) / 801
ロキシー・ミュージックのフィル・マンザネラ(g)とブライアン・イーノ(kb.vo)を中心に元カーヴド・エアのフランシス・モンクマン(kb)、元マッチング・モールのビル・マコーミック(b)、セッション・マンとして知られたサイモン・フィリップス(ds)、そしてロイド・ワトスン(g,vo)による801(ついついハチマルイチと読んでしまいますがエイトオーワンです)は、76年のレディング・フェスでデビューした英国ロックのスーパーグループとして大きく話題となりました。すでにジワジワとパンクなど新しい波が押し寄せ、モダン・ポップ的なバンドもちらほら登場し始めた頃なので、プログレ系のミュージシャンが数名いますけど、そういう音楽にはならない事は明らかでした(けどそれはあくまでも結果論で、日本の音楽雑誌には、大型プログレバンドみたいな広告が出てた覚えです)。元々マンザネラのソロ「Diamond Head」('74)に参加した面々から、マンザネラがロキシー以前に組んでいたクワイエット・サンが再結成され、その流れで生まれたのが801です。
「801 Live」('76EG)は、デビューとなったレディングの1ヶ月後のライヴで、マンザネラ、イーノのソロ、クワイエット・サンのナンバーに交じってキンクスの"You Really Got Me"、ビートルズの"Tomorrow Never Knows"がカヴァーされています。いわゆる8ビートのロックではなく、原曲を解体したヘンタイ的なイーノのvoが、感覚的に新しく「新感覚派」と称されました。