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Synthesis

Synthesis

■Sweet Girls Of Mine / The Cryan Shames
クライアン・シェイムスはイリノイ出身のガレージ〜ソフト・ロック・バンドです。66年にColumbiaと契約(それ以前にはシカゴのDestinationからサーチャーズのカヴァー、"Sugar And Spice"を#49までヒットさせています。結局これが最大のヒットとなりました)し、"I Wanna Meet You"でメジャー・デビュー。

僕がこのバンドを知ったのはCBS系のマイナー・バンドのコンピでしたが、後にSundazedからオリジナル・アイテムがCD化されています。中心となっているのが、トム・ドゥーディー(vo)とジム・フェアーズ(g)で、67年にはビーチボーイズからの影響大な名曲、"It Could Be We're In Love"(#85)を出しています。

69年に出た3枚目のLP「Synthesis」はソフト・ロック的なハーモニーとガレージ・サウンドの力強さが混在していて、ジャケットの美しさとは対照的です。この"Sweet Girls Of Mine"は、ソフトな面を打ち出したナンバーでなめらかなコーラスが印象的なものです。