happy#2

Family Album

Family Album

■If You Wanna Be Happy / Peter B's Looners
フリートウッド・マックのルーツをたどってゆくとミック・フリートウッド(ds)、ジョン・マクヴィー(b)、ピーター・グリーン(g.vo)が在籍したジョン・メイオールのブルーズブレイカーズ('66)、さかのぼってロッド・スチュワートとベリル・マースデンの男女ツインvoだったショットガン・エキスプレス(フリートウッドとグリーン在籍)に行きつきます。このバンドには後にキャメルのピーター・バーデンス(kb)、後にブライアン・オーガー・トリニティのデイヴ・アンブロウズ(b)が参加していました。Columbiaに2枚のシングルを残したきりで解散してしまいましたが。

その前身に当たるのが66年のピーター・ビーズ・ルーナーズです。ロッドとベリル抜きのショットガン・エキスプレスがルーナーズです。ルーナーズはブッカー&MG'sを意識したインストゥルメンタル・グループで66年にColumbiaに1枚シングルを残しています。そのシングルが"If You Wanna Be Happy"です。ユーモラスな表情をたたえたarr、バーデンスの弾くorganが心地いいです。
マック関係者のソロを集めた「Fleetwood Mac Family Album」('98)はVSOPから廉価でリリースされたまあどうでもいいオムニバスですけど、そこにぽつんとこんな貴重な曲が入っていました。一発で気に入ってセレクト合戦でも使った事があります。

オリジナルはジミー・ソウルの63年の#1ヒットで、大好きな映画「恋する人魚たち」にも効果的に使われていました。

そして僕が初めて聞いたのはストーンズビル・ワイマンのセカンドソロ「Stone Alone」からのヴァージョンでした。