Bruce Jack(ジャック・ブルース)

Songs for a Tailor

Songs for a Tailor

■■Songs For A Taylor('69)
アレクシス・コーナーズ・ブルーズインコーポレイテッド、グラハム・ボンド・オーガナイゼーション、クリームのジャック・ブルースが69年に出した初ソロ(Polydor)。クリーム時代からジャズ的な資質があったブルースらしく、クリス・スペディング(g)、ジョン・ハイズマン(ds)、ディック・ヘクストール・スミス(sax)、ジョン・マーシャル(ds)といったジャズ・ロック系のバッキングで、演奏は実に抑制されている。後にマウンテン、コロシアム、グリーンスレイドがカヴァーする"Theme From An Imaginary Western"を始め佳曲多し。ジョージ・ハリスンも変名で参加。

その後ハイズマン、ジョン・マクラフリン(g)らとのジャズっぽい「Things We Like」('70)、スペディング、マーシャルとのトリオ「Harmony Row」('71)を経てマウンテンのメンバーとのウエスト、ブルース&レイング(グーゼンにもジンジャー・ベイカーも同時期ベイカー・ガーヴィッツ・アーミーを)でハードロックシーンに復帰する。