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パメラ・ポランド(紙ジャケット仕様)

パメラ・ポランド(紙ジャケット仕様)

■Out Of My Hands Still In My Heart / Pamela Polland
パメラ・ポランドはその昔伝説的なsswでした。カリフォルニアのオレンジ・カウンティのフォーク・シーンではジャクソン・ブラウンの先輩で、グレッグ・コープランドのGFとしてジャクソンの評伝で名前を知りました。60's末にはジェントル・ソウルというデュオで夢幻的なソフトロックをやっていましたが、解散後バーズに書いた"Tulsa County Blue"で知られるようになり、ジョー・コッカーマッド・ドッグス&イングリッシュ・メンのコーラス隊としてツアーに加わりました。

ポランドの初ソロが72年に出た「Pamela Polland」(Columbia)です。基本線はカリフォルニア産らしいあたたかなメロディーのフォークロックで時折り南部の風を運んでくるルーツロック的なものも感じさせます(この辺はローラ・アランやカーラ・ボノフのそれぞれ1枚目、ウェンディ・ウォルドマンの諸作に脈々と受け継がれています)。
"Out Of May Hands Still In My Heart"は、ナッシュヴィル録音でノーバート・プットナムのprod。そこはかとない白人ソウルの感じがうれしいです。

73年にはロンドンへ渡りガス・ダッジョンのprodでセカンドを録音しましたが結局オクラ入りになっています。