losing#2

Double Fantasy

Double Fantasy

■I'm Losing You / John Lennon
ジョン・レノンの遺作となった「Double Fantasy」('80)のまつわる一連の事件は、リアルタイムで体験していますが、当時も今もレノンに対してそれほど思い入れがないので、あっけないなあ…というのが率直な印象。リリース前には、相当久しぶりの作品なので、ジャケットを撮影した篠山紀信やら、インタビューした湯川れい子センセなどの発言がラジオでよく流れてました。リリースはAsylumを離れたデイヴィッド・ゲフィンが設立したWarner Bros傘下に設立したGeffenからで、米盤はGHS2001、つまり第1回リリースです(日本盤はワーナー・パイオニアから)。その後Geffenの発売権はすぐにCBSソニーに移ったのはなぜなのかよくわかりません。今ではCapitolから出てるんですよね。"I'm Losing You"は♪aaahhh…で始まる重い曲で、ハッピーなラヴソング、親バカな曲の多いこのアルバムでは異彩を放っています。僕は全く知りませんでしたがレコーディングには、チープ・トリックのリック・ニールセン(g)、B・E・カルロス(ds)が参加。そのヴァージョンは98年の「Anthology」で紹介されたとか。どうりでそういう動画がヒットするわけだ。