El Chicano(エル・チカーノ)
チカーノとは、メキシコ系アメリカ人をさす言葉ですが、そのままのバンド名のエル・チカーノは、60's末にイースト・LAから登場したサンタナのフォロワー的存在です。初期のサンタナ同様、ラテンからの影響が強く、サンタナ、マロ、アズテカに続く第4のバンドとして期待されていました。70年にKappからリリースした"Viva Tirado"は、ボビー・エスピノーサのorganとミッキー・レスプロンのgの絡みが素晴らしいインストで、メキシコの闘牛士のホセ・メラン・ティラードに捧げられたものです。#28まで上がった初ヒットです。なかなかジャジー。
次のヒットはヴァン・モリソンのカヴァー"Brown Eyed Girl"('72,#45)
そして"Tell Her She's Lovely"('73,#40)
バンドは70's半ばまで活動。ここから派生したティエラは80'sに入って"Together"('80,Boadwalk,#18)をヒットさせてます。