Electric Light Orchestra(エレクトリック・ライト・オーケストラ)

a■A New Record('76)

Out of the Blue

Out of the Blue

b■■■Out Of The Blue('77)
c■■Very Best Of
後期ムーヴの変名で活動したのが極初期。アイドル・レースから参加したジェフ・リンが持ち込んだクラシカルなセンスを生かしたロック・オーケストラ。71年Harvestから「Electric Light Orchestra」(「No Answer」というタイトルでも知られている)。弦楽器が導入されたロックというのは僕としては相当異端な感じ。これ1枚で去ったロイ・ウッドの気持ちも分かる。初期はプログレ的なイメージも強かったけど、"Can't Get It Out Of My Head"(#9US)のメロディアスな感じが徐々にポップ・ファンの支持を受け(「Eldorado」('74))、Jetに移籍した「Face The Music」('75)でブレイク。その勢いは日本でもヒットした"Telephone Line"(#7)の入ったa、2枚組のてんこ盛りとなったbで個人的なピークに。とりわけbにはロネッツへのオマージュ、"Turn To Stone"から"Mr.Blue Sky"、"Sweet Talkin'Woman"といったヒット曲満載。その後ディスコ路線などでチャートを席巻したが興味は薄れるばかり。voのベヴ・ビヴァンを中心としたELO Pt2(クライマックス・ブルーズ・バンドのピート・ヘイコック(g)もメンバーだった)も90's、リンの心がELOから離れた時期(この間リンは、トラヴェリング・ウィルベリーズへ)に存在。