rocn'n'roll#3

Desolation Angels

Desolation Angels

■Rock 'N' Roll Fantasy / Bad Company
バッド・カンパニーは英Islandからデビューしていますが、米ではゼッペリンのSwan Songを通してAtlanticからリリースされました。東芝EMIから出た最初の4枚がこれです。77年の「Burning Sky」のあと少し間があいて、79年に出た5th「Desolation Angels」では本国でも英Swan Songから出た関係で日本盤もワーナーから出ています。79年というヴェテランのハードロック〜ブギ・バンドには明らかな逆風が吹いた時期、彼らが目指したのは米南部志向でして、結果的にサザンロック的なグルーヴを醸し出す事になりました。とは言っても基本線は英国ロックなので、いわゆるイギリスのアメリカ的な世界になりますが、本作と次の「Rough Diamond」は、泥くさいスライドギターがうなりまくるわけではないですが、フリーの「Heartbreaker」でラビットが書いた曲のようなテイストがあります。地味ですがそれでも最初のシングル"Rock'N'Roll Fantasy"は、#13と久しぶりに米で大きなヒットとなりました。


これは典型的なサザン・ロック・スタイル。
ヒプノシスのジャケットのイメージや"Oh Atlanta"などの刷り込みもあるのかもしれません。