right#2
- アーティスト: Band
- 出版社/メーカー: Capit
- 発売日: 2001/05/18
- メディア: CD
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どなたでしたか、ザ・バンドのいちばん好きな作品に「Islands」('77)をあげてた人がいて、びっくりする半面、パープルでの1番に「Come Taste The Band」を挙げる僕に近いものがあるかな…とも思います(とはいえ「Come Taste」は最近評価が上がってるので、この場合は「Stormbringer」になるか)。
さてラスト・ワルツで解散したはずのザ・バンドが77年に「新作」を出したのは、今では、「映画のサントラをワーナーから出したいがためのロビー・ロバートソン主導の、キャピトルとの契約を全うするための1枚」という事で落ち着いていますが、当時はレコーディングは続ける…というなんとも歯切れの悪い発表でした。そして何よりもあの重さがなくなったと、評判もイマイチだった覚えです。それでも、再結成後のものよりは少なくとも5人そろっている、という事もあって、リマスター盤が出てからはそれほど悪くない…という感じにまで戻ってきました。
当時よくラジオでかかってたのは、オープニングの"Right As Rain"で、何か都会的になったなあ…というのが第一印象。voはリチャード・マニュアルです。ライヴ活動を中止してたので、このアルバムからの曲がステージで演奏される事はほとんどなかった(再結成後も)と記憶してますが、この曲と"Christmas Must Be Tonight"は埋もれさすにはちょっと惜しいなあ。
あとタイトル曲は、早すぎたワールド・ミュージックというか無国籍な感じがおもしろいインストです。 改めて聞くとロバートソンのgは埋もれてあまり聞こえず、むしろそれまで影の人な印象だったリチャード・マニュアルの歌声にスポットライトが当たった気もします。