such#2

Kangaroo

Kangaroo

■Such A Long Long Time / Kangaroo
今は閉鎖された英Fall Outから06年にCD化されたカンガルーの唯一の作品は、残念ながらLP盤興しの1枚です。フォーキーな音楽を愛する若いファンにも人気のバーバラ・キース(vo)、現在は政治家になってしまったオーリアンズのジョン・ホール(b,kb,vo)、ウッドストック周辺の重要なds、N・D・スマート(ds,vo)、そしてホーリー・モーゼズ*1のテッド・スペリオス(g)による4人組、MGMから68年にリリースされています。音の方はあの当時よくあったサイケデリックなガレージ・バンドの域を出ませんが、キースの澄んだvo、スペリオスのサイケデリックなg(テープ逆回転も)は目立ちます。特に一瞬エイモス・ギャレットを思わせるプレイもあったりします。冒頭の"Such A Long Long Time"がやはりベストかなあ。
オリジナルLPは今でも相当レアなのかな?僕は一度だけ下北Flashにて拝んだ事があります。15年くらい前5000円くらいでした。ちなみに同じ日にエリック・カズのいたベアーも同じくらいの値段で見つけ手が出なかった事を覚えてます。
69年にはあっさり解散してしまいますが、解散後キースはMGM〜Repriseからソロを。ホールはハーヴィー・ブルックスらとのサンダーフロッグを結成しCBSから、初ソロ「Action」をリリースします。またND・スマート・3世(ここでは2世を名乗ってますが)は、マウンテンやグレート・スペックルド・バード、ハングリー・チャック、グラム・パーソンズ&ファールン・エンジェルズなどに参加しています。
バーバラ・キース

バーバラ・キース