■■やさしいため息:青山七恵(河出書房新社)

やさしいため息

やさしいため息

初めて読む人。芥川賞作家。表題作は、人間関係を積極的に築かない主人公の何事もなかった毎日が、行方不明だった弟の突然の帰還によって少しずつ何かが変わりつつあるという話。ドラマティックな事は起きないけど、なんとなく沁みてくる話。