今秋リリースされたフロイドの最新リマスターシリーズ第2弾は75年のCBS配給第1弾(原盤はHarvestのまま)となった「Wish You Were Here」。1枚目はリマスターでまあ問題ないが、要注目は2枚目で、リリース前の74年11月のロンドンでのライヴが3曲など未発表音源が収録。そのライヴは、先にリリースされた「狂気」のリマスターのボーナスライヴと同じ日(数日にわたる)のもので、"Shine On You Crazy Diamnod"の前半と後半をつなげた長いヴァージョン、「Animals」で"Sheep"と改題された"Raving And Drooping"、同じく"Dogs"と改題された"You've Got To Be Crazy"といった3つの新曲がまずすごい。そして当初企画されたHousehold Projectからの"Wine Glasses"は"Crazy Diamond"の冒頭に当たるインスト部。そして"Have A Ciger"と"Wish You Were Here"の別ヴァージョンがあって、後者はステファン・グラッペリのviolinをフィーチャー。
