パスト・マスターズ Vol.2

Past Masters 2

Past Masters 2

■Past Masters Vol.2:The Beatles
昨日の続き。65年の"Day Tripper"から始まってまで。こちらも名曲名演が多い。"Day Tripper"と両A面だった"We Can Work Out"は、ポール・マッカートニージョン・レノンがvoを分け合うもの。サビの♪Life Is Very Short〜の部分はいつもドキッとする(レノン作)。"Rain"は「Revolver」('66)録音時に生まれたサイケな名曲。ウィングスでもカヴァーした"Lady Madonna"('67)はマッカートニーらしい、非ロックな代表曲。voは過剰にイコライジングされたレディオ・トーン。そのB面の"The Inner Light"は初聞き。ジョージによるインドっぽいもの。メロディーは意外とビーチボーイズっぽいのだけど。"Hey Jude"('68)は、厨房の頃は長いコーラスが好きだったなあ。そのB面"Revolution"はガレージ風のロックンロール。これもちゃんと聞くのは初かな。ニッキー・ホプキンス(p)参加。レノンの味がよく出ている。"Get Back"は7"ヴァージョンとアルバムヴァージョンではイントロとエンディングが違う。el-pはビリー・プレストン。そのB面が"Don't Let Me Down"でこれも有名曲。どことなくゴスペルっぽさを感じるのはプレストンのel-pもあるだろうけど、洗練された都会的な印象もある。"Tha Ballad Of John & Yoko"('69)は、昔どこがバラードじゃ!と思ったけどバラッドの方でしたね。gがカントリーっぽかったりする。そのB面"Old Brown Shoe"はジョージ作で、どことなくアーシーな雰囲気をもったもの。"Across The Universe"はオムニバス「No One's Gonna Change Our Wotld」('68)に収められたジョージ・マーティンprodの別ヴァージョンで、キーが高い。"Let It Be"の7"ヴァージョンではgソロが違うとか。そのB面"You Know My Name"は結構前衛的な構成で「ホワイト・アルバム」にひっそりとは言っていてもおかしくないもの。


昔から思ってたけど、同じようなメロディーの曲になぜ同じタイトルをつける?