アンダー・オープン・スカイズ

■Under Open Skies:Luther Grosvenor

Under Open Skies

Under Open Skies

スプーキー・トゥースのルーサー・グロヴナーが71年に残した初ソロ。コマーシャルなものではなく、地味なブリティッシュロックとしか言いようがないけどあの時代こういうのがごろごろしてました。ロックンロールとフォークが程よくブレンドされたもの。歌はあまりうまくないけど…
参加してるのはスプーキー・トゥースのマイク・ケリー(ds)、ルネッサンスのジョン・ホークン(p)、ムーヴのトレヴァー・バートン(b)、トラフィックのジム・キャパルディ(vo)、モット・ザ・フープルのミック・ラルフス(vo)と見事にIsland所属の人たちばかり。当時のこのレーベルがどれだけファミリームードだったか分かる。グロヴナーはg,b,voを担当。切れ味鋭いgも聞かれるが、それ以上にアンサンブルを重視している感じ。ブロンコあたりがやりそうなカントリーロックの"Here Comes The Queen"、広がりのある"Under Open Skies"などが特にいい。全体にアコースティックなムードだが、それでも一本調子にならずヴァラエティに富んでいる。

スプーキー・トゥース解散後グロヴナーは、ステイラーズ・ホイールに参加。そのレアな動画が↑。ジェリー・ラファティーも若い!その後SWは解散したため、モット・ザ・フープルに呼ばれるが契約の関係でエアリエル・ベンダーのステージネームになっています。