マグネティック・サウス

■Magnetic South:Michael Nesmoth & The First National Band

Magnetic South

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モンキーズ時代もカントリー・ロック的な作品を作ってたらしいマイケル・ネスミスが69年にグループを脱退するとナッシュヴィルのスタジオ・ミュージシャンと結成したのがファースト・ナショナル・バンド。70年のRCAからのデビュー作は青いジャケットのもの(セカンドは赤ジャケ)。レッド・ローズ(steel)、ジョン・ロンドン(b)、ジョン・ウェア(ds)、アール・ボール(p)という布陣は、元々セッション・マンだった人たちなので実に手がたい演奏。とりわけローズのsteelが踊りまくる。切れ味鋭いアコギのイントロの"Calico Girlfriend"からその世界に引き込まれる。とりわけ"First National Rag"から"Mama Nantucket"のメドレーの高揚感ったらない。