シュア・フィールズ・グッド

Best of Sure Feels Good

Best of Sure Feels Good

■Sure Feels Good〜The Best Of Elvin Bishop
マイミクのSHINODAさんがエルヴィン・ビショップを聞いてたというところに反応。とはいっても手持ちはCapricorn時代('74〜'78)の6枚からセレクトされた18曲入りベストCD('92,Polydor)しかないけど。バターフィールド・ブルーズ・バンドでは、マイク・ブルームフィールド(g)と共にホワイト・ブルーズ時代を支えたビショップがBBBを辞めソロになったのが71年。CBSに残した初期のソロはシスコ・サウンドとシカゴ・ブルーズが一緒になったようなもので渋いが明るさに欠ける。南部レーベルのCapricornに移籍後は、CBS時代になかった明るさが加わるようになり、またフィル・アーバーグ(kb)、ジョン・ヴァーナッザ(g)の参加でファンキーな味付けにも成功。特に75年の「Struttin' My Stuff」ではミッキー・トーマス(vo)が参加。伸びのあるvoを聞かせたメロディアスな"Fooled Around And Fell In Love"がヒット。これなんかもはや初期にスタイルとは全く別物なんだけど、ポップス好きには忘れられない1曲(邦題は"愛に狂って")。もちろんビショップが歌う曲もあるけど声量というかタイプが全く違うので比較の対象にならない。トーマスという人は後にジェファーソン・スターシップに加わり、全く別のバンド化するのに一役買ったことで昔からのジェファーソンのファンには人気のない人だけど、この頃のビショップのprodが、イーグルスのエンジニアをやったアラン・ブラゼクなんで、なんとなくわかるなあって感じ。よってCapricorn時代のビショップというと、ファンキーなナンバーもこなす、オーヴァーオール着た田舎くさいおっさんgtrというイメージで、サザンロックテイストもある反面、メロディアスなポップ曲も書く職人という感じ。

これは珍しい共演。withヴァン・モリソン