ノー・ダイス

No Dice

No Dice

■No Dice:Badfinger
今ではすっかり忘れられてるけど90年代初めにAppleレーベルの諸作品がこぞってCD化されたとき、輸入CDを扱う店ではそれはもうApple祭りだった。LP時代もそれこそ70's半ばから15年以上入手困難な状態が続いていたこれら(メアリー・ホプキン、バッドフィンガーetc)は、粗悪な盤興しのブートが高値で取引されてたのだった(同じことがBearsville時代のトッド・ラングレンやBrother時代のビーチボーイズでも起きていた)。
さて70年に出たバッドフィンガーの2枚目(アイヴィーズから数えると3枚目)「No Dice」は力強いパワーポップで、決してビートルズの弟バンド的なイメージだけでは語られない(実際ステージは相当エキサイティングなビート・バンドだった)。ヒット曲"No Matter What"やニルソンがカヴァーしてスタンダードとなった"Without You"の影に隠れてしまうけど、小気味よい"I Can't Take It"、"Love Me Do"、しみじみさせる"Midnight Caller"など佳曲多し。