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12003■Magician:Andrew Leigh(Sunbeam:SBRCD5080-UK)
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アンドリュー・レイは、グレッグ・リドレー脱退後スプーキー・トゥースのツアーに参加したで、結局69年にスプーキーズは解散(70年に契約履行のため再結成し「The Last Puff」をリリース)、レイはフェアポート・コンヴェンションを辞めたイアン・マシューズのバンド、マシューズ・サザン・カンフォートに参加する一方、DJテリー・ヤンソンのprodでソロを製作。70年にPolydorからリリースされたのが本作。

(1) Magician (2) Get Myself Together (3) Goin' Out To The West (4) Solitaire (5) Windy Baker Street (6) Take Me Back (7) Leaving Song (8) Fresh Brown Eggs (9) Up The USA (10) The Passing

よくあるイギリスのアメリカな1枚なのですが、レイがスプーキーズ参加以前に交流があったメンバーが参加。ブロッサム・トウズのブライアン・ゴッディング(g)とケヴィン・ウエストレイク(ds,b,g〜後にスリム・チャンス)、フラー・ド・リスのブリン・ハワース(g)、マイティ・ベイビーのレグ・キング(p)、Tボーンズのゲイリー・ファー(harp)、スプーキーズのマイク・ケリー(ds)とゲイリー・ライト(p)と地味ながら豪華です。ジャケットは初期のジェネシスのジャケットを手掛けたポール・ホワイトヘッドで、なんかできそこないのファンタジーみたいな不気味なもの。基本線はスワンプ風味のフォーク・ロックですがmelotron(レイが弾く)の入った美メロの(2)はプログレっぽかったり、(3)はシンプルなブギにファーのharpが絡む感じだし、(4)はカントリー・ロック・テイストがあったり(gはゴッディグ)と多彩。(5)は中期クリムゾン的叙情を感じさせるもの。flはトニー・ピックスタンド。bassがよく歌う(6)はアーシーなバッドフィンガーといった感じの曲。ワウもレイが弾く。長い(9)はブルージーなハイライト。(10)はボーナス・トラックで哀愁あふれるいいメロディ。印象はルーサー・グロヴナーのソロみたい。