ワン・マン・ドッグ

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■One Man Dog:James Taylor
「Sweet Baby James」と「Mud Slide Slim」がアコースティックなフォーキーなssw的な作品だったのに対して、「One Man Dog」('72)では一歩進んだバンド・サウンドになっています。もちろん音はフォーキーですけど。ジョー・ママのダニー・コーチマー(g)、リー・スクラー(b)、ラス・カンケル(ds)、クレイグ・ダーギー(p)の4人がセクションとして参加(セクションのデビュー作のおそらくは同時期に録音されリリースはJTと同じ。CATナンバーも連番)。小品が多く圧巻なB面のメドレーはビートルズの「Abbey Road」のメドレーにたとえられることが多いです。ほとんどがオリジナルですが、ビル・キース&ジム・ルーニー作のOne Morning In Mayは、prodのピーター・アッシャーつながりで(とはいってもアッシャーが手掛けるのは74年からなんだけど)リンダ・ロンシュタットが起用され、印象的なコーラスを聴かせます。

最初に聞いたのは、新栄にあったatomでした。