ラフ・ダイアモンド

Rough Diamond

Rough Diamond

■Rough Diamond
77年の音楽雑誌をみるとスーパー・グループとしてラフ・ダイアモンドのデビュー作が結構大きく取り上げられていることがわかります。当時Islandを配給していた東芝EMIも広告で大きくスペースを割いてバンドへの期待も大きかったようですが、時代柄あまりパッとしなかった記憶。ユーライア・ヒープのディヴィッド・バイロン(vo)、ハンブル・パイのデイヴ・クレムソン(g)、ウィングス(といってもすぐやめて空手俳優になるという話だった)のジェフ・ブリットン(ds)にデーモン・ブッチャー(kb)とウィル・バース(b)を加えた5人組。レコード会社は大型ハードロックとしてプッシュしたかったようですが、音からしてそういう音ではなかったのでしょうがない。個人的にはバイロンというvoには魅力を全然感じなかった(ルックス的に駄目だし)ので、期待してなかったのだけど、やはりそうだった。一番の聴きものはパープル(というかorganの入ったハードロック=つまりはヒープもそうなんだけど)のパロディのような"Lookin' For You"かな。