ボニー・レイット(Bonnie Raitt)

Give It Up

Give It Up

若いころから老け顔でしたボニー・レイットですが、やってる音楽も年齢にそぐわないブルーズでした。最近では女性ブルーズ・ギタリスト&シンガーとして紹介されることが多いです。世界的にブレイクしたのは、80's後半Capitolに移籍してからですが、70'sのWarner Bros時代がやはり印象的。初めて聞いたのは初来日前後(77年)で。来日記念盤として出た「Takin' My Tme」('74)が最初かな。日本デビューとなったウッドストックサウンドな「Give It Up」('72)やら、ポール・ロスチャイルドがprodした泥くさいリンダ・ロンシュタット然とした「Homeplate」('75)も印象的です。また小原礼(b)を含むバンプ・バンドがバックを付けた「Green Light」('82)、鮮やかな復活劇となった「Nick Of Time」('89)も名盤でした。かつては「男まさりの」というフレーズが、スライドプレイには、いつもついて回りましたが、しみじみとした情感を漂わせた歌声も(またいい曲を見つけて自分の解釈で歌う姿も)またこの人の魅力です。くしくも今日は誕生日です。おめでとう、ボニー。

ジョン・プラインのカヴァー”Angel From Montgomery”

デル・シャノンのカヴァー”Runaway”

ジョエル・ゾスのカヴァー”Too Long At The Fair”

ジェリー・ラファティーのカヴァー”Right Down The Line”