バンド(The Band)

南十字星(紙ジャケット仕様)

南十字星(紙ジャケット仕様)

ロニー・ホーキンスのバックバンド、ザ・ホークスが前身のザ・バンドは、カナダ出身5人組。60'sからディランと活動を共にしていましたが、68年に「Music From Big Pink」(Capitol)でデビュー。若いのに老成したそのサウンドは実に多くのフォロワーを生んでいます。リチャード・マニュエル、リヴォン・ヘルム、リック・ダンコの3人の個性あるシンガーを配し、ロビー・ロバートソンの幾何学的なgワーク、ガース・ハドスンのスケールの大きなkbなど演奏面もユニークな存在でした。Capitolに残した7枚はどれも傑作。76年の感謝祭にシスコのウィンターランドで解散コンサートをやり解散。その模様を収めた「The Last Waltz」は70'sにとってエポックメイキングな出来事でした。80'sにロバートソン抜きで復活するものドサ廻り的な後ろ向きなムード満載で、何となく吹っ切れたのはマニュエルが自殺後、Pyramidから出した「Jericho」から。