スティーヴン・スティルス

WC015★★★STEPHEN STILLS ('70)

Stephen Stills

Stephen Stills

Deja Vu」を出した後、CSN&Yは”Carry On Tour”と呼ばれるツアーに出かけますが、それが終わるとスティーヴン・スティルスはロンドンへ渡ってソロ作のレコーディングに取り掛かります。
俳優のピーター・セラーズが所有していた邸宅を庭師付きで譲り受け、Island Studioで行われたレコーディングには、エリック・クラプトンジミ・ヘンドリックスリンゴ・スターらが参加しています。”Love The One You're With"、”Go Back Home","Sit Yourself Down"など名曲ぞろいの為、スティルスと言うとこのアルバムばかりなのが、長年のファンとしては不満です。圧倒的にいい曲はA面に偏ってますが、B面も悪くないです。ソフトロック的な”To A Flame”や”Helpless”へのアンサーソング、”We Are Not Helpless”も地味ですがいいです。
LA録音部分では、リタ・クーリッジ、ジョン・セバスチャン、キャス・エリオットらが参加しコーラスをダビングしています。キリンジャケで知られる1枚で、写真はおなじみヘンリー・ディルツ。

原盤 Atlantic:SD7202  70年11月リリース。