ストーングラウンド

WC019★★★STONEGROUND ('71)

Stoneground

Stoneground

シスコロックの名盤としてあまりに過小評価されてる1枚がこのストーングラウンドのデビュー作ではないでしょうか?
映画「フィルモア最後の日」に出てきたこともあって、コールド・ブラッドとむかしから混同してましたけど、70's初めに短命に終わった大所帯のバンドです。

元々シスコのFM局のDJだったトム・ドナヒューがバンド結成にかかわっていると聞きます。元ボー・ブラメルズのサル・ヴァレンティノ(vo,g)が参加してますが、10人に及ぶメンバー(この中には英国人でロッド・スチュワートのMercury時代の作品に参加し、後にジェファーソン・スターシップに加わる、ピート・シアーズもいました)が集まって結成されたのではなく、何度となく繰り返されたセッションでメンバーが離散し、結局この10人(voをとる人は6人)が残ったということらしいです。基本線はR&Bとゴスペルとブルーズの影響があるロックで、とにかく歌える人が多いのと曲によってvoが変わるんで結構ヴァラエティ豊かに聞こえます。ジョン・メイオールキンクスのカヴァーも味わい豊かです。

原盤 Warner Brothers:WS1895 71年2月リリース。