エクスタシー

WC084★★★COUNTDOWN TO ECSTASY-Steely Dan ('73)

Countdown To Ecstasy

Countdown To Ecstasy

「Can't Buy A Thrill」程の成功をあげられなかったけど、個人的にはこのセカンド「Countdown To Ecstasy」の方が好み。デイヴィッド・パーマーが辞め、結局不承不承ながらドナルド・フェイゲンが全曲歌うこととなったこの2枚目は、スティーリー・ダンの全アルバムの中で一番バンドらしい内容になってます。ジェフ・バクスターとダニー・デイアスの2本のgの絡みがスリリングな”Bodhisattva”に始まりジャズ的なムードのけだるい”Razor Boy”につながるA面の最初がカッコイイ。B面ではリック・デリンジャーのスライドが入った(この部分だけコロラドで録音された)”Show Biz Kids”やホーンの入ったユーモラスな”My Old School”が素晴らしい。

原盤 ABC:ABCX779 73年6月リリース