キャリー・オン

■■■Carry On:Stephen Stills(Rhino:R25349539-US)

Carry on Box Set

Carry on Box Set

Disc: 4 
1. Southern Cross - Crosby, Stills & Nash
2. Dark Star - Crosby, Stills & Nash
3. Turn Your Back On Love - Crosby, Stills & Nash
4. War Games - Crosby, Stills & Nash
5. 50/50
6. Welfare Blues
7. Church (Part Of Someone)
8. I Don't Get It
9. Isn't It So
10. Haven't We Lost Enough? - Crosby, Stills & Nash
11. Ballad Of Hollis Brown
12. Treetop Flyer
13. Heart's Gate
14. Girl From The North Country (Live At Beacon Theater, New York, Ny, October 2012) - Crosby, Stills & Nash
15. Feed The People
16. Panama - Crosby, Stills & Nash
17. No Tears Left - Crosby, Stills & Nash
18. Ole Man Trouble - Crosby, Stills, Nash & Young
19. Ain't It Always


このボックスは基本的に、年代順に並んでるのですが、唯一ずれてるのが Dark Star です。これは77年の「CSN」のツアーのライヴで83年の「Allise」に収録されたもの。本来ならDisc3です。ちなみに77年のツアー・バンドは、ジョージ・ペリー(b)、ジョー・ヴァイターリ(ds)、ジェームズ・ニュートン・ハワード、マイク・フィニガン(kb)、エフレイン・トロ(perc)です。


Vinyl records collectors Copyright © 1993-2012 Jim Geuther

82年のCS&Nの「Daylight Again」にもどります。ここから2枚目のシングルとなった Southern Cross は、80'sにスティルスがかかわった最高の1曲な気がします。元々は中期クレイジー・ホースのメンバーだったカーティス兄弟が、スティルスに贈った曲に、スティルスが歌詞を書きなおしたものとか。この時のツアーの模様を収めたのが前述の「Allise」ですが、新曲、77年のライヴも交えたコンピのような感じでもあります。Turn Your Back On Love はこの時のライヴ。バックバンドはほぼ同じで、マイケル・スタージズ(g)が加わってます。War Games は新曲の一つで、同名の映画の主題歌と報道されてましたが、使われたのかどうかは不明です。シンセが大きく導入された80'sロック。

84年には久しぶりのソロ「Right By You」が古巣のAtlanticからリリース。ジミー・ペイジ(g)の参加もなんとなく悲しくニュースにすらならなかったことを覚えてます。50/50 はラテンタッチのナンバーで打ち込みのリズムが悲しく響きます。「CSN」箱にも入ってたからスティルスは気に入ってるんかなあ? なんとなく中森明菜の”ミアモ−レ”を思い出すのです。Welfare Blues は同じ頃のel-g1本によるブルーズ。めずらしく英国録音、しかもライヴと言うクレジットがあります。未発表曲。

85年にはLIVE AIDがあってCS&Nは再び再編、その後CSN&Yとして久々のアルバムも出した('87)のですが、この辺はさすがに聞いてないですね。89年の Church はファーストに入った曲の再演。娘のジェニファーもvoで参加してます。Feed The People もコンテンポラリーな出来ですが少なくともこっちは前向きな感じ。これは「Man Alive!」で発掘されてます。

90年には再び3人に戻って「Live It Up」をリリース。ここからの Haven't We Lost Enough? はなんとREOスピードワゴンのケヴィン・クローニンとの共作。バンド形式だったら目も当てられなかったような予感ですけど、ブルージーなアンプラグドなセットで納得。意外な組み合わせですが、REOとスティルスは実は遠い昔に共演してます。

91年には全編アコースティックなソロ「Stills Alone」を出して、おおっと思わせます。ここから3曲。うちTreetop Flyer は長年ステージでやってきたフォーク・ブルーズ風作品で初音源化でした。こういうフォーキーなものをレコーディングしながら、例によってダビングを重ねたバンドものもレコーディング。「Man Alive!」で日の目を見た I Don't Get It がそうです。prodは、スティルスとヴァイターリ。Heart's Gate はフォーキーなナンバーで、おそらく同時期の録音でしょう。

94年にはCS&Nとして「After The Storm」をリリース。ここからは打ち込みラテン風味の Panama がセレクト(これはショボイ)。99年には再びCSN&Yとして「Looking Forward」が出ますが、97年のCS&Nとしてのライヴにそこからの、No Tears Left が収録。久々に骨太なロック。ジェラルド・ジョンソン(b)、マイク・フィニガン(kb)というスティーヴ・ミラーゆかりのメンバーが久々に参加。

02年のCSN&Yのライヴから、オーティス・レディングのカヴァー、Ole Man Trouble を。ブッカー・T(org)とダック・ダン(b)参加してるんで、スティルスのel-pは余分だ… その10年後、12年の最新のCS&Nのライヴから、ディランのカヴァー、Girl From North Country はシンプルな味わいです。

4枚組のラストに意図的に組み込まれたのは、「Man Alive!」(これは相当寄せ集めな「新作」だったわけですね〜)収録の Ain't It Always 。76年の録音に足したものらしいです。というと「Illegal Stills」と「Long May You Run」の間…