ソング・フォー・ジュリ

WC093★★SONG FOR JULI−Jesse Colin Young　('73)

Song for Juli

ヤングブラッズを解散しソロになったジェシ・コリン・ヤングの「Together」('72)に続く2枚目のソロ。元々東海岸の人で、シスコに移ってきただけあって、ソウル、ジャズからの影響の消化具合が都会的で洗練されてます。奥さんのスージー(vo)、デイヴィッド・ヘイズ(b,vo)、ジェフ・マイヤー(ds)、デイヴ・オッテンスタイン(g)、スコット・ローレンス(p,perc)から成る気のおけないバンドとのリラックスした演奏、歌声が魅力的です。タイトル曲は、娘のジュリーに捧げられたもので、演奏部分はフリー･ソウルの時代にもっと評価されてもよかったはず。オリジナルにまじってハンク・ウィリアムス、クリフトン・シニエ、Tボーン・ウォーカーのカヴァーもあってこの辺の感覚は、新鮮です。

原盤　Warner Brothers：BS2734　73年9月リリース