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WC096★★★GP−Gram Parsons ('73)

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アルコール癖問題でフライング・ブリトウ・ブラザーズを辞めたグラム・パーソンズの初ソロが「GP」。当時無名だったエミルー・ハリスをヴォーカル・パートナーに起用。ロン・タット(ds)、ジェームズ・バートン(g)、グレン・ハーディン(kb)らエルヴィスのバンド出身のヴェテランに加え、バディ・エモンズ(steel)、バイロン・バーライン(fdl)、リック・グレッチ(b)が参加。当初ベイカーズフィールド・カントリーの旗手、マール・ハガードをprodに迎えながら、グラムのアルコール問題で降板、結局グラムとグレッチ(元ファミリー、ブラインド・フェイストラフィック)の共同prodに落ち着きました。

とにかくグラムの情感あふれる歌声が新鮮。FBB時代よりも表現力を増しています。特に”A Song For You”、”She”は絶品です。J・ガイルズをカヴァーした”Cry One More Time”も面白い。

原盤 Reprise:MS2123 73年1月リリース