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■So Sad / Alvin Lee & Mylon LeFervre

On The Road To Freedom

On The Road To Freedom

テン・イヤーズ・アフター休業中だったアルヴィン・リーがゴスペル系シンガー、マイロン・ルフェーヴルと共作した「On The Road To Freedom」('73)は、TYAの激しいブルーズロックとは程遠く、米南部を想像させるレイド・バックした音でした。バックにはウッド抜きのトラフィックや元クリムゾンのリズム隊のボズ=イアン・ウォーレス、ロン・ウッドらが参加した豪華なものです。ジョージ・ハリソンが提供した新曲"So Sad"は後にジョージが「Dark Horse」でリメイクするもの。ここではハリ・ジョージソンという変名でスライドを弾いてます。昔買った再発の東芝クリサリス盤LPのライナーは山田道成さんで、ドラッグで体を壊していたマイロンを社会復帰させ共作LPを1枚作り上げた男の中の男、アルヴィンみたいな「いい話」が載っててキョーレツな違和感がありました。